貴族の時代が終わろうとしていた18世紀末のヨーロッパ。ザルツブルグの平凡な宮廷楽士レオポルトは、末娘エリーザの並外れた音楽の才能に気づく。しかしこの時代、女が作曲家として生きる道はなかった。レオポルトは彼女を男として育てることを決心、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが誕生した。軽やかで心浮き立つメロディ。モーツァルトは、生きるよろこびに溢れた新曲を次々と発表し、当時の宮廷音楽にセンセーションを巻き起こす。 宮廷作曲家のサリエリは、モーツァルトの才能に激しく嫉妬しながらも、同時に魅かれていく自分に戸惑っていた。一方、モーツァルトの人気に目をつけた下宿屋の女主人は娘のコンスタンツェとモーツァルトを結婚させようと画策。父レオポルト、姉ナンネルの心配をよそに、なんと二人は結婚することになる。
「ラストテーマ」(インストVer.)
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「モーツァルト」を通して描いた勇気ある女性の物語
1991年に初演。女は作曲家になれなかった時代、モーツァルトとして生きた勇気ある女性の物語を通して、その音楽に流れる普遍的なメッセージに迫った作品である。『フィガロの結婚』や『魔笛』など代表的モーツァルトオペラの登場人物たちをモチーフにした精霊たちが深層心理などを視覚化する存在として作品の世界観をつくる重要な要素となっている。ダンスミュージックにアレンジされた数々のモーツァルトナンバーがエンタテインメント性を高め、クラシックファンでなくとも楽しめる作品となった。原作は福山庸治氏の同名コミックス。
- 1994.1.20第28回紀伊國屋
演劇賞・団体賞 - 1997.2.28第四回読売演劇大賞
優秀作品賞 - 1997.2.28第四回読売演劇大賞
優秀女優賞 - 1997.2.28第四回読売演劇大賞
優秀スタッフ賞 - 1997.2.28第16回照明家協会
大賞・文部大臣奨励賞




音でもなく、絵でもなく、物語でもなく……と探しているとき、音楽座に会った。そこには自分の表現したいものが「まだ出来るかもしれない」という、可能性と希望があった。
それぞれの役の設定が自分の考えに近く、共感できました。特にフランツには、師であるモーツァルトの妻コンスタンツェを好きになってしまった心の動きが感じられ、セリフの数や出演時間と役の重要性は比例しないんだ、と気づかされました。
舞台は、生き物ですね。その時だけ、そこに息づく、もう一人の世界……。少し、気づくのが遅すぎたかな?また会いたい。
- 原作/福山庸治
- 演出/ワームホールプロジェクト
- 脚本/横山由和・ワームホールプロジェクト
- エグゼクティブプロデューサー&クリエイティブディレクター/相川レイ子
- 音楽/ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト・小室哲哉・高田浩
- 振付/謝珠栄
- 美術/朝倉摂
- 衣裳/八重田喜美子・原まさみ
- ヘアメイク/川村和枝
- 照明/塚本悟
- 音響/小幡亨
- 音楽監督/高田浩
- 歌唱指導/桑原英明
- 製作著作/ヒューマンデザイン
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