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INTRODUCTION

家族の在り方を通して昭和を描いた
オリジナルストーリー作品

1994年初演。はじめて家にテレビがやってきた昭和30年代から平成までを、血のつながらない一組の家族と学生運動に身を投じた恋人たちのそれぞれの物語が展開する。瞬間交錯しながらも、ある時点までは交わることなく通り過ぎてゆくふたつの物語。まったく関係ないと思える人間同士も、実は見えない何かで結ばれていて、たぐっていけばひとつになるというテーマは、宇宙に浮かぶ地球そのものが“ホーム”であり、そこに生きるすべてが家族だと語りかける。不思議な縁で織りなされる命のつながりを軽快なタッチで綴った。

  • 1995.2.27第二回読売演劇大賞優秀男優賞
  • 1995.2.27第二回読売演劇大賞優秀スタッフ賞

story

昭和三十四年秋。デパートの屋上でアドバルーンの見張りをしていた山本哲郎の前に、ひとりの女が現れた。夕焼け空を見ながら、空を飛べそうな気がしたとつぶやき、風のように立ち去った女。哲郎と麻生めぐみの出会いだった。同じ頃、ビルの谷間で坂本いずみと藤井宏が寄り添っていた。世界を変えようと学生運動にかける宏。そんな彼のために、いずみは進んで手伝いを申し出る。やがて哲郎とめぐみは結婚。めぐみの母親・豊と同居することになる。新居への引越しの日、妹の幸枝夫婦や仕事仲間の二郎たちが手伝いにやってきた。その日は哲郎の家にはじめてテレビがやってきた日。みんなの顔が輝いている。めぐみの妊娠を知り、哲郎は大喜び。やがて赤ん坊が誕生し、広子と名付けられた。しかし幸せな日々は、めぐみの突然の失踪によって崩れ去ってしまう。

movie

voice

テレビ1台が近所全体の喜びや、コミュニケーションになっていた時代があって、いまこんなに人と一緒に喜びを分かち合える瞬間ってあったかなって、いろいろ最近の自分や周りの人たちを思い浮かべました。

確かにいろいろ浮かんでくる。が、それを大切にしていないなー と。今の環境に感謝する気持ちでいっぱいになってきました。

平成もいい時代にしたいです。

母親の失踪について語られないところがすばらしい。

そんな私も母親が失踪した経験をもつ。
そこにどんな理由があろうとも、現実のみが刻まれている。
止むに止まれぬ事情があったとしても、それを知ったからといって
自分が更生したかといえば、そうではないと言いたい。

たぶんこの脚本はそれなりの年齢を重ねた方がかいたのであろう。

今の時代、理由を求めすぎる。
私が生きた昭和という時代は、理由なんて考える暇がなかった。
実際今も交通事故や病気など、突然理由無く襲いかかる。
神様の存在を疑いたくなるようなタイミングで。

先日おこったチリ採掘場で起った事故も
当たり前だが誰も予想していなかっただろう。

人生はリアクションの連続である。
言い訳せずに、ただひたすら生きた昭和の戦士に拍手を贈りたい。

「ホーム〜はじめてテレビがきた日〜」を観て、作品もそうですが、観劇している人たちが温かいなと感じました。
「ホーム」とは心のよりどころだと自分は思っていますが、その形は人それぞれ。きっと音楽座ミュージカルが、ある種の「ホーム」の役割になってくれるから、ファンも温かい人となりになれるのではないでしょうか。
かくいう私もファンのはしくれ。
周りに温かい人だなと感じてもらえるように、日々心がけよう。そんな想いにさせてくれる素晴らしい作品でした。

staff

  • 脚本・演出/ワームホールプロジェクト
  • エグゼクティブプロデューサー&クリエイティブディレクター/相川レイ子
  • 音楽/高田 浩・金子浩介
  • 振付/畠山龍子・杏奈
  • 美術/二村周作
  • 衣裳/小林巨和
  • 照明/大島祐夫
  • 音楽監督/高田浩
  • 音響/小幡亨
  • 製作著作/ヒューマンデザイン

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