貴族の時代が終わろうとしていた18世紀末のヨーロッパ。ザルツブルグの平凡な宮廷楽士レオポルトは、末娘エリーザの並外れた音楽の才能に気づく。しかし、この時代、女は作曲家にはなれなかった。レオポルトは彼女を男として育てようと決心する。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生である。
軽やかで心浮き立つメロディ。「彼女」は、生きるよろこびに溢れた新曲を 次々と発表し、当時の宮廷音楽にセンセーションを巻き起こす。
宮廷作曲家のサリエリは、モーツァルトの才能に激しく嫉妬しながらも、同時に魅かれていく自分に戸惑っていた。濡れた瞳、輝く頬、柔らかな髪・・・。
「もしかしたら、モーツァルトは女?」 一方、モーツァルトの人気に目をつけた下宿屋の女主人が、娘のコンスタンツェとモーツァルトを結婚させようと画策。父レオポルト、姉ナンネルの心配をよそに、なんと二人は結婚することとなる。
そして、二人の波乱 に満ちた新婚生活 がはじまった・・・。
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