入江ユキはアパレル業界で注目されている美貌のファッションデザイナー。ところがファッションショーのリハーサル当日、ほんの息抜きのつもりで出かけたドライブ中に自動車事故で死んでしまう。
突然の出来事に自分でも死んだことに気づかないユキは、リハーサル会場へゴーストとなって現れるが、もちろんその姿は誰にも見えず声も聞こえない。
そこへ天界からガイドがやってきた。ガイドの言葉に驚くユキ。しかし、“まだ死ねない”という強い思いがわきおこり、ガイドの説明を振り切って夢中で逃げ出してしまう。
雨が降る夜の街を呆然と彷徨っていたユキは、高台にある公園でデザイナー志望の服部光司と出会った。ユキのひとり言に思わず返事をする光司。パワーの強い幽霊は、午前零時から三時の間(霊界タイム)だけ、人間の目に見えたり、声が聞こえたりするらしい。
光司の優しさに触れ、孤独なユキの心に温かいものが流れる。そしてユキは、この世の中でやり残してきたことが、人を愛する素直な生き方だということに気づくのだった。 |