音楽座ミュージカル【アイ・ラブ・坊っちゃん】

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2007年6月。
音楽座ミュージカル「アイ・ラブ・坊っちゃん」にまた新しい歴史が刻まれます。 文豪夏目漱石が、小説「坊っちゃん」を書き上げるまでの11日間を描いた物語。「日本のオリジナルミュージカルの到達点」と絶賛された音楽座ミュージカルの記念碑的作品をお楽しみください!

 

明治三十九年初春。本郷千駄木にある自宅の縁側で、夏目漱石は物思いにふけっていた。前年、雑誌「ホトトギス」に『吾輩は猫である』を発表して好評を博した漱石は、小説家としての一本立ちを願っていたが、生活のことを考えるとなかなか踏ん切りがつかない。苛立ちを妻の鏡子に向ける漱石に、女中までが神経病扱い。そこへ亡き正岡子規に代わって「ホトトギス」を編集する高浜虚子が訪ねてくる。

 

「実は今度、新しい小説を書こうと思っているんだ」。


漱石は虚子に小説『坊っちゃん』の構想を打ち明けた。

兄と喧嘩した坊っちゃんは、父から危うく勘当されそうなところを、十年来奉公している女中・清のとりなしで事なきを得る。坊っちゃん贔屓の清にかかると、自然児で無鉄砲な坊っちゃんも、気性が真直ぐで、末は立身出世と良いことづくし。しかし、学校を卒業した坊っちゃんは、清と別れて四国の松山へ、中学の教師の職を得て旅立つことになる。

 

思い出の地・松山を舞台に、漱石は自分自身の思い描く理想の姿を坊っちゃんに、そしてその友となる山嵐に病死した親友・正岡子規の姿を重ね合わせ、二人の痛快な冒険を書き進めていく。